私服を選んだ理由
私服を選んだ理由
11月22日、新幹線には珍しく10分の遅れがあった。名古屋を発車後すぐに何本もの新幹線とすれ違い、普段とは異なる様子を感じた。僕はいつも発車後すぐに、右手側のナゴヤ球場に注目をしている。一瞬だけ見える「サカナクション」の広告を楽しみに毎回見ている。今日はタイミング悪く反対側の車両に視線を阻まれてしまった。残念。
東京に着いて外を歩いていると、日差しの暖かさに包まれた。12月と同じぐらいの寒さに襲われている日々にやってきた暖かさ。普段なら観光客の間を縫うようにして歩いているが、今日は秋を感じながら、秋葉原をゆっくりと歩きつつマイファーストメイドに向かった。
12時をほんの少しすぎた頃、マイファにご帰宅した。本当は火曜日と水曜日に跨って行こうとしていたが、ゆらのちゃんのお給仕がどちらにもなかったため土曜日に変更した。なお、土曜日にもゆらのちゃんはいない。すれ違い通信継続中。今日の目的は萌チケの特典であるメッセージ付き自撮りを引き換えることだった。しかし、出鼻をくじかれた。特典の件をかぐやさん伝えると、まだ撮影をしていなかった。その後、伝えられた自撮りの要素で強く迷うことになった。
私服 or メイド服、自撮りの特典はどちらかの服装を選べるとかぐやさんに伝えられた。世の中には数多くの二択が存在する。ビーフ or チキン(チキンを選ぶ)、ビール or ワイン(基本ビールで健康意識でワイン)、ソロor ツーショ(絶対ソロ)。普段ならちゃんと決められる僕の目の前に現れたこの二択は、僕を迷路へと誘った。どちらもありだからこそ迷った。最初に浮かんだのはメイド服だった。やはりメイドカフェの特典だし、見慣れた姿で安心感もある。しかし、最終的には私服を選んだ。その迷う過程と決め手になった理由を以下に記す。
ご帰宅してから1時間、脳内で100人の僕がどちらにするか投票をした。結果は50対50で引き分け。かぐやさんに判断を委ねることも選択肢にあったが、前日に考えていたらしくそこでも決めきれていなかった。
普段のメイド服を良いと思う自分と貴重な私服を良いと思う自分が戦っていた。助けを求めて、僕はChatGPTに自分の状況を投げた。そして、メイド服と私服それぞれの良い点と微妙な点を5つずつあげてもらった。それを引用すると以下のとおり。
🌸 私服の自撮り
◎ 良い点(5つ)
1. 素の雰囲気が感じられて特別感が強い
2. メイドさん個人の好みやファッションが見えて距離が縮まる
3. レア度が高くて“当たり”感がある
4. 普段の表情や柔らかさが出やすい
5. 他のファンと被りづらく、唯一感がある
△ 微妙な点(5つ)
1. 世界観的にはメイドカフェの記念っぽさが弱め
2. 服装の好みが合わない可能性がある
3. 場合によっては普段っぽすぎて特別に感じにくい
4. お店によっては撮るバリエーションが少ないことも
5. メイド服より“プロっぽさ”や華やかさは控えめ
⸻
🌟 メイド服の自撮り
◎ 良い点(5つ)
1. メイドカフェらしさが一番伝わる王道の特典になる
2. 衣装効果で写真が華やかで可愛い
3. 外れが出にくい安心感がある
4. お店の世界観がしっかり残るから思い出として強い
5. メイド服ならではのポーズや撮り方が期待できる
△ 微妙な点(5つ)
1. レア度は私服に比べるとやや低い
2. “いつもの姿”すぎて新鮮味が薄いこともある
3. その子の個性や私生活感は少し見えづらい
4. 被写体としてのパターンが他のメイドさんと被りがち
5. 私服より距離が縮まった感じは少なめ
これを参考にした。ここに僕が欲しいメッセージ要素も考慮した。今回の自撮りのメッセージは、勝守的なものにしたいという希望があった。勝負服的な要素で考えればメイド服に軍配が上がる。しかし、僕は私服をお願いした。ChatGPTの回答にあった「素」という文字に注目をした。メイド服という勝負服ではなく、かぐやさんという素を信じた。最後に不確実性を減らすため、かぐやさんに普段着る服のブランドを聞いた。piumと回答が来た。僕はpiumに詳しくはないが、雰囲気は好きだし良いはずと僕の直感が囁いた。
帰りの新幹線の中で、piumのページを見た。ブランドコンセプトは『かわいいを諦めない』。僕は諦めないという言葉を気に入った。勝つことを諦めない。勝負事全般に使う勝守としてこのコンセプトはピッタリだ。あらゆることに勝つ、その一歩目として今日の選択は勝利だと信じている。