ゆら短歌 百首 (作歌中)
ゆら短歌 百首 (作歌中)
世界ってせまいんだねって言わせたい どこにいたって逢いに行きたい
どこにいてもあなたの声が聞こえたら安心できると知った水曜
シャボン玉はゆらめきひかる七色に 僕の知らない色を教えて
雨止みを待つような日は、あなたからもらった欠片(ピース)を心に灯す
きみがいる居場所をセーブ地点とし、また冒険を始める日々へ
冒険の書をあなたから授かればレベルアップの音が聞こえた
感情を四つに分けた入れ物に入らないから抱えて眠る
三日月に照らされている菜の花を目印にしてゆらゆら歩く
三叉路の先は見えないから月の明かりを頼り進む坂道
黒と金 ロングとショート 変化するきみに会うたびはじめましてを
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行くよって360キロ先のあなたに向けてツイートした日
一言で推しと言ったら片付いて かけ違えてもいいやワイシャツ
揺らがない日々を過ごすと決めた日のショートケーキのいちごが甘い
フェルマータ 会えない日々に聞こえてる世界の音は半音低い
変わらない日々の終わりが近づいて くらげゆらげばこの先に春
信号は青でも赤でも黄でもなく、あなたの方に伸びる矢印
下がってくエレベーターの中にまであなたの笑い声が届いた
この先に十字路がある どの道を選んでもまた会える気がする
十二月三十一日のきみに向け三年越しに贈る花束
深海に適した呼吸をあなたから教わった夏 深夜の散歩
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いつの日かいのちを救う日がくるか あなたの髪を守るアイロン
夢を見た 月とうさぎとシャボン玉しているきみが泣いてる夢を
去る日々よ 1000日前の僕からは想像できぬ日々になること
叶わない運命もある 落ちていたガラスの靴に入ってたヒビ
新しい靴でスキップするような違和感のままきみの名を呼ぶ
よろければ当たってしまう距離にいて息の仕方を思い出せない
約束はなるようにしかならないとリボンの上に重ねるリボン
今日ぐらい丁寧なことをしていたい ワインは右に回せば甘い
もしかして出会う前にも何回かすれ違ってたかもしれません
雪月夜 忘れてしまうことがある 別れは急にやってくること
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眠れない夜にあなたを思い出しチョコひと粒をミルクに溶かす
人類の全てを知ったAIが絶望をして自殺を図った
人生はいかに未来を恨めるか グラスの中の氷が溶けた
最近の検索結果に残してたきみのアイコンとまた目が合った
あいがけを選び続けた、二月からチキンカレーがなくなると知り
油そばにラー油とお酢を回すようにあなたの町でダンスがしたい
地下鉄がホームに入線する時の風の強さで愛を語った
星の降る夜にも窓を閉めたままビールの缶の文字を読んでる
ご一緒に踊れませんか?ご一緒じゃ踊れませんか ロボットダンス
「早く会うべし」未来予報を受信して少し早めの列車に乗った
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今日きみに話したかったことたちを集めて空に散りばめた夜
ラテみたく僕とあなたが混ざり合う会話の渦に攪拌されて
逆説は終わりにしたいけどいつも前に進める言葉が出ない
私には無いもの フィギュア、散らかった部屋とどこでも生きれるスキル
ストーリーテラーになってFin.のない世界にきみを閉じ込めておく
かみ合わぬ日々だけが恋。かみ合ってしまった日々は愛と呼ばれる。
祝福の音にも聞こえ絶望の音にも聞こえシャンパンは開く
にんにくのチューブを全て使い切る。役目を果たし死んだ俳優
独りだとこんなに音が響くんだ 具なしの汁に味噌が解けない
バタフライエフェクトみたいな詠もある、あなたと出会う人生だから
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時の人 時じゃなくなる人になり 時が流れて 人じゃなくなる
今日からは心にギャルを飼ってみる あーしは今日も職場に向かう